最近わかってきたこと


なんだか眠れないので最近悶々と考えたことを書く。


■魅力的な人間について

容姿を問わず人を惹きつける『いい男/女』の特徴は、
いわゆる“色気”があることだが、
この“色気”というのは、要するにその人が蓄積して顔から醸し出す『生活臭』だと思う。
良い『生活臭』を持っている人は、以下の二つの力をバランスよく鍛えている人だ。



1.生活力
 実務処理能力。部屋を綺麗に保つ、食事をバランスよく採る、など、
 自分の生活における責任を果たす能力。
2.趣味力
 個人の好きなものを追う情熱と自由な行動力。
 『好き』という気持ちを実体のあるものに変える能力。



では、具体的にどのような目標を設定すればこの両輪を鍛えられるのか。
その目安として三つの資本力が挙げられる。



1.経済資本
 カネ。貯蓄。それを稼ぎ出す力。
 世の中で最も追求されている能力。
2.社会資本
 人脈。それを造るための礼儀作法、心のしなやかさ。
 コミュニケーション能力と言ってもいい。
3.文化資本
 教養。ジャンルを問わず一定の知識があり、
 また多様な種類の感動の経験を蓄積していること。



上二つは生活力に含まれる要素で、
下二つは趣味力に含まれる要素。
社会資本が基礎として大切と言われているのは、両方に絡む要素だからだと思う。


■誤ることについて

「疑わない」という怠惰について - 24時間残念営業を読んでのメモ。


  • 『弱肉強食』は社会として絶対的に正しい。

 ……倫理的に間違いだという感情は分けて考えないといけない。
 自然界に生きている以上、このルールには基本的に全員乗せられていると考えるべき。

  • 正論は強者の発想であるが故に強い。

 ……権力のある者が振りかざす正論に勝てる論理は存在しない。
 逆に言うと、世間に広く行き渡っている『正しさ』は、
 基本的に『弱肉強食』に基づく発想だ。

  • 人間は人性と人生を守るために上記の『正しさ』を否定できなければならない。

 ……知性や感性は、『弱肉強食』という個性を踏みにじる思想に対抗するために磨かれなくてはならない。
 大いに間違い、否定され、孤独を味わいながらも、
 人が人として生き抜くためには、絶対的な正しさには背を向けなくてはならない。
 もちろん獲得ゲームには参加しなければならないが、
 それは体力に頼らない新たな価値を創出することによって行われるべきだ。




がんばりましょう。